【ぱしふぃっく びいなす 2019】早起きして南硫黄島を見る[4日目-1]
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※ぱしふぃっく びいなす 2019クルーズ記は、2019年3月1日~3月6日の時のものです。
【小笠原クルーズスケジュール】
2日目 3月2日 終日航海
3日目 3月3日8時30分 小笠原・父島入港
5日目 3月5日 終日航海
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お雛さまなので夕食はちらし寿司と蛤のお吸い物[3日目-15]のつづきです。
硫黄島は一個人で行ける島ではありません。だから無縁なところと思っていました。それが低気圧の南下で、クルーズの日程が変わり、小笠原・父島は一日だけになりました。低気圧を避けるために私たちの船はさらに南下し、4日目の3月4日は硫黄列島を通過することになりました。
今日は南硫黄島、硫黄島、北硫黄島をしっかり見たいので、通過時間に合わせて行動します。
南硫黄島通過は5時45分ごろです。5時半前に起きてデッキに向かいます。
8階のデッキに向かうには、5階のエントロラスロビーを通るのですが、昨日まであったお雛様がすでに片づけられています。早いですね。
5時30分過ぎにデッキに出るとすでに人が。
朝早いから人なんていないだろうと思っていたら、やはり皆さん興味津々です。
南硫黄島しかここにはありません。他に視界に入ってくる島はないのですぐにわかります。これがいくつもあったら、どれ? どれ?ってなるんでけど。
記念にぱしふぃっく びいなすと一緒に。
私、硫黄列島のことを知りませんでした(^^;;
硫黄島だけ存在すると思っていました。父島の南に350kmに位置し、北から北硫黄島、硫黄島、南硫黄島とあり、北と南硫黄島は世界自然遺産です。
南硫黄島はなんと東京都の島で最高峰で916mの高さです。周囲は険しい絶壁を形成し砂浜はないので上陸は困難と言われています。
明治22年(1889年)、南硫黄島で漂流者が3名発見されて生還したため、明治28年より硫黄島へ来航する定期船は、年に一度だけ南硫黄島でいき、島の周囲を回って漂流者の有無を確認するようになりました。
島は全く人為の影響を受けていないので、自然植生などは保持され、海鳥の繁殖地にもなっています。
5時半から1時間弱、たっぷりじっくり南硫黄島を見ました。雲がかかっていて山頂は見えなかったけど、朝日とのコラボも楽しめました。
つづく